瀬戸都市計画瀬戸市南東部地区
新住宅市街地開発事業環境影響評価書
愛知県

 表記の評価書が8/31に所管の建設大臣に送付された。今後アセス法の手続きに従って、環境庁長官の意見を聞いた上、90日以内に修正され、その段階で確定した評価書が公表される。従って、この評価書は素案の形をとり公表されない。住民が情報公開の手続きをとろうとしたが、「そのような文書は不存在」として拒否されたという。8/24の本アセス情報(「愛知万博」を切り離した「新住事業」評価書)で述べたように、この事業は万博の跡地利用といいながら、その影響は長くかつ大きく、むしろ新住事業の方が本命である。

 この評価書最大の着目点は、準備書公表後の11年5月に万博会場候補地内で見つかったオオタカの営巣の扱いである。これについては、「同年6月、国際博会場関連オオタカ調査検討会を設置しているが、検討会の検討経緯も踏まえ、オオタカ保護に配慮した工事の実施に努める」(ペ−ジ6−16−46−1)、「検討会で検討される保護対策を勘案した事業の実施に努める」(ペ−ジ6−16−50)と述べるだけで、会場計画は準備書のまま、見切り発車になっている。その他、準備書と変わった所は、

である。二つの見解は評価書の手続きに必要なものであるが、在り来りの竹で鼻を括ったようなものである。旧アセスの手続きのため、都市計画事業のアススには審査会がなく、環境部長が準備書に対する意見をいえばよく、しかも6/12になるとアセス法が適用されるため、6/10に駆け込みで環境部長の意見を出したものである。第7章では、計画段階での措置と予測評価の結果の措置を区別し、後者については、それぞれについて措置の種別(回避、低減、代償の別)、実施箇所(位置図上の番号)、措置の内容、期待する効果、効果の確実性の程度、実施に伴い生じるおそれのある環境影響、実施主体、他の措置との整合性を一定の書式に従って表示及び図示している。その内容はともかくとして、プレゼンテ−ションとしては新鮮であり、よい前例になっている。なお、上記のペ−ジ番号のつけ方に見るように、各章ごとになっており、しかも準備書からの修正に応じて枝番号をつけるなど、如何にも素案レベルの形であるが、確定評価書の段階では、準備書と同じように、章ごとのペ−ジ付けに加えて全体の通しペ−ジが付くものと思われる。

 より根本には、前述のアセス情報(8/24)で述べたように、これまで連携の名の下に平行して実施してきた「万博」のもたつきから、「新住」を見切り発車したことが問題である。


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