「環境技術」2011年3月号 記事情報

掲載年 2011
巻(Vol.) 40
号(No.) 3
129 - 129
記事種類 特集のねらい
記事タイトル 研究論文特集にあたって
著 者 福永 勲
第1著者ヨミ FUKUNAGA
第1著者所属 本誌編集委員長
要 旨
特集タイトル 研究論文特集
特集のねらい  本学会が「環境技術研究協会」から「環境技術学会」と改称・改組したのは,今からちょうど7年前の2004年でした.その年前後で,2つの点で学会活動に大きな変化がありました.まず,以前はジャンルごとにいろいろ行われていた研究発表を統合して,2001年から毎年1回研究発表大会が行われてきて,今年は別項で募集されているように,第11回研究発表大会が行われることになっています.また,それまで随時掲載してきた査読付き研究論文が,毎月1報以上掲載されることになりました.もともと本学会の機関誌である本誌は,おもに「環境技術」に関する特集と研究論文等から構成されています.前者は,あらゆる分野の最新の環境技術についてくまなく特集して,これ一誌でおおむねの環境技術がすべてわかるように編集されています.また,後者については学位論文等を目指して投稿されたものを速やかに査読し,できる限り早く掲載するように,努められています.通常月刊には1編あるいは2編の研究論文の掲載です.近年その研究論文等の投稿が多くなって,年に1回,9月号(昨年は8月号)で論文特集号が編まれてきました.
 このような経過の中で,本誌掲載研究論文が博士論文の一部となることも少なくありません.とくに,多数の方々が授与される3月期のための博士号の申請は,11月ないし12月が締め切りです.そうであれば,できれば3月中に印刷されて刊行されているのが望ましいと考え,その研究論文特集を本年は,3月号としました.今後は,3月号を定例研究論文特集号としたいと考えています.もちろん本誌に掲載された論文は,通常月の研究論文と同様に通年の優秀論文賞の対象です.本年3月号は6編の研究論文,1編の調査報告と計7編の研究論文等の特集号となっています.上述のように,これらの論文は,いずれも本誌査読委員会の査読を経たものであることを付記しておきます.また,その内容も(1) UASB法による製紙工場メタノール含有廃水と廃棄物の複合処理,(2)沿岸域から単離した腸球菌の PFGE法による遺伝子型解析,(3)アスベスト曝露による健康リスク低減対策の費用対効果,(4)タンパク質泡沫分離による高濃度クロムの除去特性,(5)生ごみ嫌気発酵によるメタンおよび水素生成ポテンシャル,(6)使用済み塩ビ製品のリサイクルの効用評価,(7)中国の自動車警笛騒音を対象とした運転・交通行動調査,という多彩なものです.さすがに,「環境技術」誌ならではの分野を網羅していると,あらためて感じています.
 以上,本3月号での論文特集号にあたって,ひとこと述べてみました.ご投稿いただいた会員の皆さま方には,あらためて厚く御礼申し上げます.
 会員の皆様には,今後ますますのご発展を祈念いたしますとともに,一層のご投稿をお願いします.