「環境技術」2005年8月号 記事情報

掲載年 2005
巻(Vol.) 34
号(No.) 8
585 - 593
記事種類 研究論文
記事タイトル 活性汚泥を固定化したBODバイオセンサーの実用化研究
著 者 松岡康晴・五十田義晴
第1著者ヨミ まつおか
第1著者所属 アステラス製薬
要 旨  水質規制および排水処理の管理指標であるBOD5は測定に5日間を要することから,一般にTOC等による予測管理が行なわれている.これら指標は生物阻害性物質の流入を検知できない等の問題があり,BOD5の迅速測定と排水処理の安定化を可能にする新たな管理ツールの開発を目的として,BODバイオセンサーの基礎的な評価と生物阻害性物質の影響に関する研究を実施した.有機溶媒を含有する製薬工業排水を対象として,改良型の酸素電極と活性汚泥を固定化膜に用いてBOD値(BODsとする)を測定することにより,JISの標準膜法や従来の管理指標のTOCと比べても高い相関でBOD5が予測可能であった.また,BODsは排水中のTOC成分のうち,全有機溶媒由来の炭素濃度に鋭敏に反応するという特性を明らかにし,一般的な管理指標であるTOCとの組み合わせで生物阻害性物質のDMF,ホルムアルデヒド等の早期検知や迅速な状況判断を可能にする新たな排水処理管理法を考案した.
キーワード:BODバイオセンサー,活性汚泥,排水処理管理,BOD迅速測定,生物阻害性物質
特集タイトル
特集のねらい