「環境技術」2013年9月号 記事情報

掲載年 2013
巻(Vol.) 42
号(No.) 9
548 - 552
記事種類 研究ノート
記事タイトル 廃棄物を用いたHFC-134aの無害化処理及び資源再生プロセスの解説
著 者 山本秀樹、荒木貞夫、井上 元、林 幸生、松原 圭、中山紀彦
第1著者ヨミ YAMAMOTO
第1著者所属 関西大学
要 旨  本研究はフッ素系地球温暖化ガスであるHFC-134aをCa化合物と化学反応により分解処理し,その反応生成物中のCaF2を高純度化する,新しい資源再生プロセスを提案する.Ca化合物には炭酸カルシウムの製造過程で粒子径や粒子形状が規格外のため廃棄される残渣(主成分:Ca(OH)2,CaCO3)を用い,HFC-134aの分解において99.9%の高い分解率が得られた.HFC-134aと残渣が反応した後の得られた生成物には20.1%のCaF2が含まれており,炭素の析出が観察された.そこで,炭素成分を除去しCaF2の高純度化のために,焼成処理とHF-HCl系混酸廃液による溶解・析出プロセスを検討した.混酸廃液中のFの回収率は98.6%であり,XRFの結果からCaF2の純度は約97wt%と高い純度で回収することができた.
キーワード:フロン,再資源化,HFC-134a,混酸廃液,蛍石
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特集のねらい