「環境技術」2017年3月号 記事情報

掲載年 2017
巻(Vol.) 46
号(No.) 3
164 - 167
記事種類 海外レポート
アジア諸国の環境事情
記事タイトル ミャンマーの水道事情
ーヤンゴン市の上水道システムー
著 者 Ei Khaing Mon (訳)Hsu Mon Win
第1著者ヨミ Ei Khaing Mon
第1著者所属 Yangon city Development Comittee
要 旨 1.はじめにミャンマー連邦共和国(通称:ミャンマー)は,1989年までビルマ連邦として知られていた国で,インドシナ半島西側の付け根に位置する.国土面積は約68万.,人口は約5100万人である.現在の首都はネーピードーで,2005年にヤンゴン市から遷都された.健康省(Ministry of health)によると,総人口の82%以上は安全な水(Improved source ofdrinking-water)へアクセスすることが可能であり,都市部での割合は93%,農村部での割合は78%としている1).国内の「水道供給」事業は健康省及び家畜・漁業・農村開発省(Ministry of livestock,fisheries and rural development)が管轄しているが,水道供給事業に関する法令・規則・規定類は,今のところ制定されていない.現在,ミャンマー国水道水質基準(National drinking waterquality standard Myanmar)が関係省庁間で議論されており,近々公布されると期待されている.ヤンゴン市はミャンマーの旧首都であり,国内で最も大きな都市である.面積は約730.で,4つの地区(District)と33のタウンシップ(Townships;町区)から構成され,人口は,約740万である.ヤンゴン市には三つの季節があり,3月から5月中旬にかけては夏季,5月中旬から10月にかけては雨季で,10月から2月にかけては冬季とされている.年間の降雨量は2700oである.ヤンゴン市の行政を担当するヤンゴン市開発委員会(YCDC: Yangon city development committee)には20部局あり,市域の道路や橋梁の建設,建築物の管理,ヤンゴン市民のレクリエーションの場である公園等の整備,給水事業,廃棄物事業,公衆衛生などを担当している.このうち,ヤンゴン市内で毎日使用されている水の供給は水衛生局(EDWS: Engineering department of water andsanitation)が担当している.水衛生局は,ヤンゴン市民に豊富で安全な水を供給すること,効果的に水道料金を徴収すること,無収水を削減すること,下水の処理を計画的に管理すること,最新の技術で上水道と下水のシステムを改善していくことを組織のミッション(使命)として位置付けている.
ミャンマー、ヤンゴン市、水道、マスタープラン、改善事業
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特集のねらい